Column
コタラム(湿度と換気)
こんにちは、スタイラス建築設計の里見です。
最近はまた一段と寒さが増してきたように感じます。
冬になると空気が乾燥して体調を崩しやすくなるので気をつけましょう。
先日弊社事務所に設置している湿度計の数値が乾燥を示していたので、早速加湿器を用意しました。
%で表示する「相対湿度」よりも、「g/㎥」で表示する「絶対湿度」を測れる湿度計がおすすめです。
写真の赤矢印が「絶対湿度」指数を表しています。
この数値が11~16の間だと丁度よい湿度環境となります。
絶対湿度については過去のブログ→「住まい方」
写真は8.6なので乾燥している事を表しています。
前置きが長くなりましたが、今日はコラムは「湿度と換気」です。
よく高気密高断熱住宅は乾燥しやすいと耳にする事があります。
これは間違ってはおりませんが、正解ではありません。
正解は高気密高断熱住宅だろうとなかろうと冬場の住宅は乾燥しやすいになります。
では何故、高気密高断熱住宅だけに焦点が当てられるようになったかというと私見ですが、「石油系暖房器具」にあります。
よく高気密高断熱住宅では石油系暖房器具を使用しないように言われています。
理由としては石油系暖房器具を使用すると一酸化炭素を含む揮発性有機化合物(VOC)を発生するからです。
現在新築では24時間換気が義務付けられており、計算上1時間に0.5回以上換気がされるようになっています。
ざっくりに言うと、石油系暖房器具を使用すると24時間換気だけでは換気が間に合いません。
では高気密高断熱住宅じゃない方が良いのかというと、そういう訳でもなく、
日本の高温多湿な観点から、長く快適にそして健康的に住む上では高気密高断熱は重要です。
話は乾燥の件に戻りますが、石油系暖房器具の特徴に燃焼時に水蒸気を出します。
灯油1リットルあたり、約1リットルの水蒸気を出すと言われています。
実は高気密高断熱住宅が乾燥しやすいと言われている理由はココにあります。
高気密高断熱ではない住宅でも乾燥はしているのですが、石油系暖房器具を使用する事で温める事と加湿を同時に行っているので乾燥しにくくなっています。
また、湿度は体感温度と密接に関係しています。
湿度が高いほど、人は汗が蒸発しにくく暖かく(暑く)感じます。
梅雨時期に蒸し暑く感じる原因は湿度にあります。
ただし、加湿と同時に一酸化炭素なども排出しているのでそういった面では注意が必要です。
私は、1年を通して長く快適にそして健康的に暮らす為には高気密高断熱住宅は必須だと考えております。
特に高温多湿な日本の高気密高断熱住宅では湿度コントロールは重要です。
ちなみに、インフルエンザウイルスは空気が乾燥する程かかりやすくなります。
では冬場の高気密高断熱住宅ではどのように暮らした方が良いかというと加湿器を使うという事です。
湿度管理を行う事によって、住みやすい住環境を作る事が出来ます。
まだ湿度について関心がなかった方に少しでも興味を持って頂けたら幸いです。
次回はおすすめの加湿器をご紹介出来たらと思います。
それでは今日はこの辺で!
※今回のコラムでは石油系暖房器具を下げる意図はありません。
石油系暖房器具にはそのデザイン性や遠赤外線効果、料理が出来るなどメリットも沢山あります。
何を優先するかで住空間も変わります。
皆さんが満足出来る住み方をされるのが一番だと考えております。
里見
◆イベント情報◆
毎日公開中(水曜日除く)
「新提案モデルハウス 調和する家」
場所 / 八代市上片町
自然、地域、家族と、未来に調和する家、
スタイラスのお家づくりを全て体感できるモデルハウスが完成しました。
詳細はこちら
電話でのお問合せ:0965-62-8560
11/30日(土)
「新提案モデルハウス」にて
「夜のモデルハウス見学会」を開催いたします。
ぜひ新提案モデルハウスの夜の雰囲気を堪能下さい。
詳細はこちら
電話でのお問合せ:0965-62-8560
あなたらしい暮らしを叶えるための
「お家づくり個別相談会」
場所:STYLUS yatsushiroショールーム
時間:10:00~18:00(所要時間/1組様90-120分)
毎日開催!※水曜日除く
電話でのお問合せ:0965-62-8560
◆ WEB相談については→こちら
◆ Instagram 毎週更新中 →stylus yatushiro Instagram
八代・芦北・人吉・球磨・水俣・宇城での新築戸建はスタイラス八代
お電話でのお問い合わせはこちら
tel.0965-62-8560
(受付時間 10:00〜19:00)
しつこい売込みや訪問等は一切いたしませんのでご安心してご相談ください。